毎日家族のために働いてくれて、一緒に遊んだりいろいろなことを教えてくれるパパ。
そんなパパに「いつもありがとう」の気持ちを伝える「父の日」が、もうすぐやってきます。
令和になって初めての父の日は、2019年6月16日(日)です。
今回は、保育園や幼稚園でよく取り組んでいるような、画用紙と折り紙を使った製作を紹介します。
紙を折る作業はお子さん一人では難しいので、「ベースはママが、仕上げはお子さんが」と親子で協力して、世界で一つだけの「パパ」を作ってプレゼントしてあげてくださいね。
父の日製作「パパの似顔絵カード」 用意するもの
あとで詳しく紹介しますが、この「パパの似顔絵カード」はお好みに応じてパーツを増やすことができます。
いろいろなアイデアを追加して楽しんでいただければと思いますが、今回は「基本セット」
を作ってみましょう!
このセットを作るための4つのパーツの製作に必要な準備物をリストアップします。
材料
画用紙 →パパのシャツ(服)になる部分です。お好きな色でOKです。 |
A4サイズ1枚 |
折り紙 →ハート、ネクタイ、顔の3つは折り紙で作ります。ハート、ネクタイはお好きな色でOKですが、顔パーツはペールオレンジや薄くいクリーム色等が◯ |
3枚 (好きな色のもの2枚、ペールオレンジ(肌色)1枚 15cm×15cmサイズ) |
セロハンテープ | 適量 |
筆記用具:マジックペンやカラーペン、色鉛筆等 →顔やネクタイの絵を描くのに使います。ネクタイはお好みでシールをでデコレーションても可愛いです |
この他に、もっとパーツを追加したい場合は折り紙を多めに、またお好みでラッピング材料やお子さんの写真等を用意しても良いかと思います!
父の日製作「パパの似顔絵カード」作り方
この製作は、まずは大きく「ハート」「パパ」の2つに分かれます。
さらに、「パパ」は「シャツ」「ネクタイ」「顔」の3つに分かれます。
「ハート」は工程が少なく、3・4歳頃の子どもは何度か練習をすればコツをつかんで自分で折れるようになります♪
まずはママが折り方を覚えて、お子さんと一緒に作ってみてくださいね。
「ハート」の作り方
step
1折り紙を△に折る
好きな色の折り紙を、三角に折ります。
step
2折り線をつける
開いてもう一方の角も合わせて折り線をつけます。
step
3折り合わせる
1つの角を、「2」でつけた線が交わる部分(紙の中心)に合わせて折ります。
step
4ラインの中心に合わせて折る
「3」の折り角と向かい合う角を、「3」で山折りにしたラインの中心に合わせて折ります。
step
5△の下の辺を折る
「4」で折った三角形の下の辺を、中心の線に沿ってきれいに折ります。
step
6反対側も折る
反対側も同じように折ります。
step
7出っ張りを折り返す
裏返して、左右の出っ張りを少し折り返します。
step
8完成
上の白い角も少し折り返し、左右のバランスと形を整えて完成です。
「パパ」の作り方
「パパ」の作り方を紹介します。
先ほどお伝えしたように「パパ」は、「シャツ」「ネクタイ」「顔」の3つに分かれていますが、「ネクタイ」と「顔」はまったく同じ作り方です。
「ネクタイ・顔」→「シャツ」→貼り合わせ”の3ステップで見ていきましょう。
少し複雑な工程もありますが、できるだけ細かくお伝えしていきますので、がんばってトライしてみてくださいね!
「ネクタイ・顔」の作り方
アップはこんな感じ☆
ネクタイはお好きな色、顔はペールオレンジの折り紙を使って作ってくださいね。
今回は水色のネクタイを折っていきます。
step
1長方形に折る
白を内側にして、角を合わせて長方形に折ります。
step
2さらに山折りにする
開いて、紙の両端を中心にできた線に合わせて山折りにします。
step
3上の両角を山折りにする
上の両角を、中心の線に合わせて山折りにします。
step
4折り返す
裏返して、「4」でできた三角形の底辺になる線に合わせて折り返します。
このようになります。
step
5再度裏返す
再度裏返して、「3」と同じように折ります。
さらに裏返すとこのようになります。
step
6ひし形部分を開く
上のひしがたを、きれいに開いてつぶします。
するとこのようになります。
step
7下の両角も山折りにする
裏返して下の両角も中心の線に合わせて山折りにします。
step
8下部分を折り込む
下のとがった部分も線に合わせて折ります。
step
9完成
裏面(今見えている面)の折り目が浮き上がりやすいので、表面に出ないようセロハンテープで固定します。
ひっくり返して完成です。
同じように、ペールオレンジの折り紙で「顔」も作ります。
折り方の「6」番目でできた形は、「ミルク」「コップ(画像21を180度回転)」等、別の折り紙作品として目にしたことのある方も多いかと思います。
紙がどんどん小さくなって少し難しいかもしれませんが、4・5歳くらいからの子どもはこの「6」番目をフォローしてあげると自分で作れるかもしれません!
このあと紹介しますが、このネクタイのパーツはいくつかあっても使い道がありますので、ぜひお子さんと一緒に折ってみてくださいね。
「シャツ」の作り方
「シャツ」はA4の色画用紙を使いますが、少し難しいので、作品に折り直した跡や線がたくさんつくのがいやな方は、コピー用紙等同じ大きさの紙(材料外)で試作してから、画用紙で作ってもOKです。
A4の画用紙は文具店等でも売っていますが、100円ショップに同色がたくさん入ったタイプのものもありましたので、手近な場所でも入手できますよ♪
ちなみに今回は色画用紙を使いますが、白くても良いですし、強度は弱まりますがサイズが同じであれば普通紙でもOKです。
ですが、あとで他のパーツとの組み合わせサイズが合わなくなりますので、「画用紙はA4、折り紙は15cm角」というのは守って紙を選んでくださいね。
step
13等分に折り目をつける
画用紙を縦長の向きに置き、3等分になるよう折り線をつけ開きます。
おおよそでOKですが、定規で測り印をつけて折るとよりきれいに仕上がります。(※ポイント:A4用紙は横幅21cmですので、7cmと14cmのところに印をつけてくださいね。)
step
2両端を山折りにする
「1」でつけた折り線に合わせるように、両端を山折りにします。
step
3縦に半分に折る
「2」の折り目が内側になるように、縦に半分に折ります。
step
41/3まで折り返す
一度開いて、「3」でつけた折り線までの部分の、端から約1/3のところまで折り返します。
step
5指を入れて開く
「4」で折った部分の端を、このように指を入れて開きます。
step
6開いた部分を整える
「5」で開いた部分を形を整えてつぶし、反対側も同じようにします。
すると、このようになります。
縦のラインを揃えるときれいに仕上がります。(「3」でつけたセンターラインがわかりやすいよう黒線にしていますが、作る際にはなぞりは不要です。)
step
7折り線に沿って山折りする
もういちど「3」でつけた折り線に沿って山折りにします。
step
8襟部分を折る
襟になる部分を折ります。
「5」同様、内側に指を入れてつぶすように折ってみてくださいね。
step
9反対側も折る
反対側も同じように折り、整えます。
このように角とラインが揃うと左右対称できれいになります。
step
10飛び出している部分を折り込む
裏返して両端から飛び出している部分をこのように折り込みます。
両側が折れたらこのような感じになり、袖ができます。セロテープを小さく切ってとめておいてもOKです。
step
11完成
シャツの完成です。おつかれさまでした!
シャツの製作は、大きくて硬さもある折り慣れない画用紙で、少し複雑な工程もあるので大変ですが、その分このあとパーツを合わせていってもしっかり形の整ったプレゼントを作ることができるかと思います!
お子さんが折るのは難しいかと思いますので、このパーツはママが事前に準備をしておいてあげてくださいね。
お子さんに先に好みの色を聞いておいても良いかと思います。
(私は黄色い画用紙を用意した物の、あとで「顔と色が似過ぎている」ということに気づき少し後悔しています…。黄色でもOKなのですが、ご参考までに…。)
貼り合わせて「パパ」を完成させよう!
まず、「顔」を描いて貼り合わせましょう。
マジックペンや黒丸シール(目)等、くっきりと目立つもので顔を作るとよく見えます。
でも、お子さんが心を込めて描く「パパ」の顔であれば、鉛筆でもクレヨンでも何でもOKですよ!
顔を描いたら、
このように襟元に顔の下半分をバランス良く差し込みます。(首部分を出すかはお好みで調節してくださいね。)
裏側からセロハンテープで止めておくと、ずれません。
あとは「ネクタイ」を同様に胸の位置に貼るのですが、ここでもう一工夫できるのが、この製作のポイントです!
やってみよう「もっとアイデアの詰まったプレゼントにするためには」
「ネクタイ」「顔」「シャツ」ができたら、貼り合わせると「パパ」が完成するのですが、ここでもう一手間を加えると、もっと楽しい(?)プレゼントを作ることができます。
たとえば、上のように、「赤ちゃんを抱っこするパパ」なんていかがでしょうか?
この「赤ちゃん」パーツは、実は「ネクタイ」「顔」とまったく同じものなのです!
向きを変えることで、おくるみで巻かれた「赤ちゃん」に変身です。
他にも、同じ斜め向きの使い方で「花束」を描いてみたり、向きを工夫してパパが好きな物(スポーツ用品やお酒等)を描いてみても楽しいですよね。
もしかしたら、お子さんから子どもならではの発想が生まれてくるかもしれません!(この赤ちゃんも、4歳の息子の「赤ちゃん抱っこするやつみたい!」の一言から生まれました!)
また、”「ネクタイ」を何種類か作る“という方法も、お子さんが好きな絵をたくさん描いてプレゼントをすることができますね!
記事の前半で少し触れましたが、お子さんの写真(小さめにプリント)を「ネクタイパーツ」の真ん中に貼るのも、プレゼント製作らしくて良いかと思います。
これは我が家で子どもが絵を描いた小物パーツです。
パパが持っているストライプとドットの柄のネクタイのようです。
「たまにしかつけないのに、よく見ているものだなー」と母感心…(笑)。
自然と「パパありがとう」(文字のルールが怪しいですが…)と、メッセージもここに書いていました。
また、写真はありませんが、小さなお子さんだと「シャツ」の背中側に手形を取ることもできますよ!
もちろん、一張羅(!)の「ネクタイ」を貼り付けて完成でもOKですが、ママやお子さんの工夫やアイデアで、「ネクタイ」の種類や小物を増やして、着せ替え人形のようにいろいろなスタイルを楽しめる「パパ」を作ってみてはいかがでしょうか。
最後はハートを添えて、かわいくラッピングしたり封筒に入れて、パパが喜ぶ顔を想像しながら父の日を待ちましょう♪
子どもと一緒に楽しく作ろう♪作業をするときのポイント!
ここからは、実際に幼児と一緒に作る時のポイントを、我が家の4歳児を例にして紹介させていただきます。
まず、「父の日のプレゼントを作ろう」と誘うタイミングで、完成像があると子どもはイメージしやすく「やりたい!」となるようです。
(幼稚園や保育園での製作活動でも、説明の段階で先生が作った完成品をまず見せてくれますよね。)
私の場合はこの記事を書かせていただくこともあり、事前に「顔」まで描いてみておいたのですが、実際にはこの状態のものを見せてあげることで、お子さんは想像を膨らませてくれるかと思います。
見本をある程度作っておいた上で、できそうな部分はお子さんと一緒に折り紙にトライしてみてくださいね。
マジックペンで描いた見本を見せてみましたが、息子は色えんぴつで絵を描くことを決めたようです。
息子はなぜか「顔」に大きく名前も書いたので(笑)、掲載できる写真がなく申し訳ないですが…。
4歳頃にもなると、なるほど、「顔を描く=色を使い分けて凝る」という方法を選んだようです。
普段お絵描きにあまり関心の無いお子さんは、シール貼り等でもOK!また、「プレゼント作り」「サプライズ」といった特別感に、いつも以上に気合いを入れて取り組んでくれるかも!?
絵の技術や文字の正確さ等、あまり細かいことを言わず(気になっても今回ここではぐっとこらえて)見守ってあげると、のびのび「その時(○歳)の我が子」らしい作品を思い出に残すことができるかと思います!
裏面に「2019年 父の日 △△(名前)○歳」と書いておいてもいいですね。
ちなみに、息子はハートは自分一人で折ることができましたが、ネクタイはやはり難しいようでした。
自分で折ったハートを1つ、デザインしたネクタイを3つプレゼントするようです。「顔」と「シャツ」も、セロテープで自分で貼り合わせていましたよ!
我が家には生後10ヶ月の娘もいるので、形だけですが色鉛筆を一緒に持ってお絵描き♪(一人で持たせるのはまだまだ危険です…!)
「喜んでくれるかな?」という4歳児のわくわく感とともに、その日まで大切に預かる母は責任重大です(笑)。
子供と父の日のプレゼントを折り紙で作ろう!まとめ
この「パパの似顔絵カード」は、製作にハサミを一切使わないので、安全に作業できるかと思います!ですが、年齢やお好みに応じて、切り込みを入れたデザイン小物等も追加してみてくださいね。
紹介したパーツやレイアウトは一例なので、自由に楽しんでみてくださいね。
お子さんやママの見えないところでも、いつもがんばってくれているパパ。
そんなパパに、改めて「いつもありがとう」を伝える一つの機会「父の日」に向けて、ぜひお子さんと一緒に心のこもったプレゼントを作ってみてくださいね。