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フリーランスの保活は厳しい!?待機児童が多い激戦区でも保育園に入れた体験談を全て紹介

あずみ
こんにちは。元学童保育指導員あずみです。

私は以前は学童保育指導員や認可・認可外保育園で保育士として外で働いていたのですが、今は4歳差の兄妹の子育てをしながら”フリーランス(在宅ライター)“をしています。

家で子育てをしながらパソコンとにらめっこのお仕事です。

私のようなフリーランス、自営業、個人事業主...とどちらかと言えば優遇されにくい職業に就かれている方に、今回は、一つの例として、在宅ワーカーの私が保活を乗り越えるために調べたり実践したことを、すべて書かせていただきます。

あくまで個人の体験談ですので「これをしたからといって入れる保証はない」ですし、「こんな方法自分の自治体では無意味」「デメリットしかない」と感じられる場合もあるかもしれません。

しかし、少しでも在宅ワーカーママの希望につながる発見があると嬉しく思います。

待機児童が多い保育園激戦区でのフリーランスの現状

あずみ
私は、実は関西の待機児童の多い、いわば“保活激戦区”の1エリアに住んでいるわけですが…。

数年前上の子の保活の時、いわゆる「フリーランスの保活の壁」に直面をした経験を持ちます。

簡単に言うと、需要が供給を上回る入園の枠において、「親が家にいるんだから保育園入れなくても大丈夫だよね」と、保活で不利になってしまう状態です…。(役所の方がこんな風に思っているかはわからないですが、あくまでニュアンスとしてです。)

しかし、在宅ワークといえども、仕事は仕事。

〈理想〉

〈現実〉

 

 

わめく子どもの横での作業なんてほぼできませんし、目を離して危ない目に遭わせてしまってもいけない…。

よく「在宅ワーカー=ほぼ専業主婦、趣味のお小遣い稼ぎ」と思われるケースもあるようですが、実際は全く違います。

あずみ
不利な在宅ワーカーだからこそ、「なんとしても我が子を保育園へ!」と思うんです。

その一心でたくさん調べ、実行し、見事希望の認可保育園に子どもを預けることができました!

 

*この記事で使う用語は、以下の意味と捉えて読んでいただければ幸いです。

・保活…子どもを保育園に入れるための活動

・保育園…自治体が定める基準にはまることで入園できる認可保育園を指します

・在宅ワーカー…個人で在宅で仕事をする人。リモートワーク、在宅勤務など会社在籍であったり、内職で雇い元から就労証明がもらえる立場の人は除きます

 

「在宅ワーカーは保育園を諦めるべき」は間違い!

まず、少し前より今や在宅ワークやフリーランス人口は増え、世間からの見方も「良い意味で変わってきている」という実感がある方は多いかと思います。

しかし、誰もが神経をすり減らす保活に際しては、まだまだ上で述べた「あなた家にいるんだから…」「趣味でしょ…?」といった認識を持つ方に煙たがられたり、役所で思うように相手をしてもらえないなんていうことも多いようですね。

保育園は、子どもを家で見ることができない理由を認められた家庭から、優先的に入園が決定していきます。

自治体にもよりますが、基本的にはそれぞれの家庭の事情を役所の方が点数化し、高得点の家庭の子どもから入園が決まっていくシステムです。

どうしても、「家(や勤務地)で子どもを見ながら仕事ができる状況」の人は、点数が低くなってしまいます…。

しかし、こういった点数などシステム的に不利になる状況と、「家にいるんだから申し込んじゃダメでしょ」という見解は、全く別の話。

申し込むことから始めよう!

もちろん、「家で子どもと過ごしたいから在宅ワークを選んだ」という方は保活にこだわる必要は無いですし、それも素敵なワークライフバランスですよね。

でも、私もでしたが、「正直両立には限界がある…仕事に集中できる時間が欲しい」と思った場合には、結果はともかくとして、まずは書類の提出など手続きを進めてください!

申し込まなければ可能性はゼロ。

また、在宅ワークといえどきちんと仕事として取り組んでいるわけですから、当然保育園を目指して申し込む権利はあると思います!

 

ちなみに、私の場合、

・職業は自営業(ライター業・文筆業)

・勤務先を自宅(一応住所を書きます)

・代表者印(雇用の場合には会社に書いてもらう場所)を自分&自分の印鑑

にして提出し、きちんと就労証明として受け取ってもらえました!

このように、在宅ワーカー、フリーランスのママでも、保育園を目指して堂々と保活をすることは可能なのです!

 

フリーランス・在宅ワーカーの保活事情!最大のデメリットは収入

外で働いている方と在宅ワーカーの違いは、大きく分けて2つ。

1つは職場が家の外か中かということ

こちらは多少の減点対象とはなるものの(私の居住地の場合)、クリアしやすい問題です。

ただ、ネックとなるのが…もう1つの違い、「安定した収入が約束されているか」ということです。

これは、就労状況・勤務状況を申告する際に、勤務時間と共に勤務実績(得た収入)を書いたり証明をする必要があるためです。

もちろん、在宅ワークの道で成功されている方は、中には会社員の何倍もの収入がある方もいらっしゃいますし、保活においてもそのような方は書類上の心配をする必要がありません。

しかし、私の居住地と仕事状況(赤裸々になってしまいますが…)では、時間は正社員同様なくらい一日中パソコンに向かっていても、入るお金は短時間パート以下…という状況。

あずみ
これは、最低賃金に換算して計算されてしまった場合、大幅な減点となってしまう致命的な状況なのです…。

 

計算をしてみた場合...

わかりやすさを優先し、自治体の最低賃金(時給)を1000円として計算してみた場合…。

週40時間のフルタイムで働いていると認められるためには、1000円×40時間×4週間=160000…。

保活で満点に近い扱いを受けられる、フルタイム同様=月に16万円程度の収入(実際にはもう少し減額できますが)を、育児しながら得られる在宅ワーカーなんて、ほんの一握りではないでしょうか…。

週30時間換算なら12万円、短時間パート並の週20時間換算でも8万円…。

育児も在宅業務も手探り(私の場合はネットビジネスについての勉強に始まり、クラウドソーシングで案件探しや、ライター契約をしてくれるクライアント探しからだったので余計に)だし、子どもと一緒の空間では思うように進む日の方が少ない状況でした。

あずみ
正直、無理です!

このポイントをどうクリアしたかも後で書かせていただきますが、保活を考える際には、まず申し込み資料をよく読み理解することが第一歩!

収入面に条件がある自治体であれば、ご自身が今どのあたりの点数・状況なのか、を一度整理してみたり、可能であれば仕事内容や量の見直しを行って少しでも条件が良くなる方法を考えてみると良いかと思います。

在宅ワーカーでも保活を成功させた私が取った3つの行動

ここからは、そんな私が我が子をできるだけ希望に近い保育園に預けることができるよう、実際に取った行動を3つ紹介させていただきます。

改めて、私はこれらが良い方向に動きラッキーでしたが、保活成功や役所の方に納得してもらえることを保証するものではありませんので、ご参考までに…。

 

開業届を用意し、提出する

開業届

私は秋の一斉入所(次年度の春に保育園入園を目指すための申し込み時期)より前から、個人事業主として開業手続きをしていました。

手探りで在宅ワークをはじめてしばらく経ち、仕事も増えてきて、「しばらくは在宅ワーカーとしてやっていこう」と思った際に悩んでいたら、「開業はこの道でも強みになる」と当時のクライアントさんに背中を押してもらったこともあり、開業。(保活にもつながりますが、そのためだけではありません!)

在宅ワーカーは、正直開業届の有無に関わらず仕事はそこまで変わりませんし、大きなマイナスはないかと思います。

手続きも税務署に開業届を1枚出せば終わりますし(具体的な方法についてはこの記事では飛ばします)、やめたい時にはまた書類を1枚出せばOKとのことです。ただ、この瞬間、職業が「専業主婦主婦→自営業」に変わります。

人によりますが、私の場合は何か新しい道に入ったことに、仕事へのモチベーションは上がりました!

「開業して得られるメリットを得たい」「いつか開業を考えていた」「それもいいかな…」など開業をポジティブに考えられている方は、保活を機に届けを出すのも一つ、かもしれません。

就労証明として、開業届の控えが効力のある書類となる場合があります!

ただ、(私はこのあたり無知で申し訳ないのですが)旦那さんの扶養に入っている場合、収入が伴わなくとも開業をした時点で扶養から外れてしまうというケースもあるとのこと…。

保険や他の仕事をする際など諸々、保活以外の面では開業がデメリットとなってしまう場合もあるようです。

開業届を出した場合、確定申告も忘れずに!

また、収入が伴わない場合必須ではないようですが、確定申告などの手間も増えます。人によっては負担となってしまう場合もありますね。

開業にあたっては、メリット、デメリットそれぞれいろいろあるかと思いますので、「保活のために税務署に行けばいいのか」と思う前に、一度調べてみてください。

私は今のところデメリットを感じていませんし、ライター業は自営業の中でも難しい勘定もほとんどない分野なので、確定申告もさほど苦労なく助かっています。

そして、次年度以降の保活の方が読んでくださっていたら、ちょっと話題に出しましたが確定申告はおすすめです。

確定申告はたしか開業していない在宅ワーカーでもできたと思うのですが、源泉徴収されている仕事があれば還付金が返ってきたりといったメリットもありますし、確定申告書の控えは保活において所得の証明となる有効な書類ともなる場合があります。

開業届、確定申告書。その他、もしクライアントの方が何か証明を書いてくれる場合など、「強みのある書類」は保活の際とても心強いものになりますよ。

あずみ
…ちなみに私はクライアントの方からは、「雇用ではないので(業務委託契約)…」という理由で、書類や一筆はいただけませんでした…。

この世界、実際こういうこと多いと思います(涙)…。

 

これまでの実績や努力をプリントアウト!ダメ元での書類作り

上の公的な書類は、ほぼ間違いなく役所の判断の有効材料となります。

しかし「開業はちょっと」「確定申告していないし、収入少ないし」などといった場合にも、諦めずに次を考えます

自分で「子どもを見ながらですがこれくらい日々がんばっています」といった、在宅ワークをしている証明となる書類を自分で用意するのも一つとのことでした。

 

具体的には、

・これまでの実績や収入の一覧または個々の画面(作業日/内容/取引相手/金額などがわかる方が良い)

・取引相手とのメールの一覧(許可を取っていない場合には、書類として提出するのであればアドレスや個人名などは一部伏せた方が良い場合も)

 

といった「仕事をしていることがわかる画面」をプリントアウトするという方法があります。

また、実際どんな一日や毎日を過ごしているのかということを、カレンダーやタイムテーブルに詳細に書き出してみるなども、「家にはいるけれど、日々きちんと仕事と向き合っています」ということを伝える一つの方法になるようです。

ちなみにこれは先輩在宅ライターの方(保活成功者)からヒントを得、自分の自治体の方法に合うよう少し工夫をしたものです。

結局、公的な書類ではないので提出には至りませんでしたが、窓口面談の際に説明をしながら見せると、役所の方は何かメモをされていました。念のため保育園が決定もしくは保留という通知が届くまでは、作成した書類は保管しておいてくださいね。

保育園が必要な理由をしっかり伝える!仕事以外のことでもOK!

最後に、これらの書類と共に、書類では伝えきれない部分をアピールすることができるチャンスが面談だと思い、たった一度の面談に備え、保育園入園が必要な理由を自分なりに事前にまとめておきました。

頭の中でまとめるのもよし、漏れの無いようノートなどに書き出しておくのもよし、です。

一応、家庭の状況を点数化をした合計得点で優先度が決まる保活ではありますが、やはり書類の提出だけでなく面談がある場合には、そこでもしっかり思いを伝えたいところ!

役所の方も情のある人間です。…と考えるかはさておき、もしかしたら何か必死さが伝わるポイントがあるかもしれません。私はその面談にもかけてみることにしました。

 

伝えるポイント

以下は、私と身内の個別の事情なので、いっそう皆様には当てはまらないかもしれませんが、伝えたポイントです。

・ライティング業務の具体例を挙げ(Webコンテンツの作成、校正など)、「時間制限があったり集中力を要する作業が多く、現状では難点が多い」ということ

・子どもが入園後、仕事量が増える予定であること

・打ち合わせなど自宅外での仕事の可能性もあり、電話対応も子どもが在宅だと厳しいということ

また、以下のような事情も伝えました。

・身内が遠方に住んでいる。比較的近距離にいる身内も、要介護や要支援の人が家庭にいるので育児を手伝ってもらいにくい

・自分もその身内を手伝いに行くこともあり、現状頻繁ではないが子どもを連れて行っている

これはもちろん事実なのですが、点数がプラスになるほど深刻な状況ではないので書類では表せませんでしたが、きちんと伝えておくことにしました。

というのも、これも先輩ママやネットで得た知識ですが、「近くに祖父母や身内がいるなら育児を助けてもらえるでしょう(保育園じゃなくてもいいじゃん)」といった指摘を受けるケースもあるとのことでした…。

なんだかなー、と思いますが、実際入園希望者に対して園の枠が少ないので、そういう点も指摘されるのか…と。

 

仕事面以外にも伝えておきたいポイント

また、仕事以外にも、病気や障害がある、介護が必要(当事者や家族)、といった場合にも、保育園入園の事情として考慮されるのです。

もちろん、「身内の手を頻繁には借りられない」という理由にもなりますね。

私が個人的に感じたことなのですが、保活は制度上、どうしても点数にこだわりがちになってしまいます

あずみ
でも「点数につながるか否か」より、「知ってもらう機会をどう活用するか」をもっと大切に考えることで、チャンスを増やすことができるのではないでしょうか。

言っても言わなくとも、それらで悩んでいるという事実は変わらないのです。

なら、機会をフルに活用して、結果を待つのが、自分にとっても周り(仕事相手、家族、身内など)にとっても最善かなぁ…?と。

そんな風に思いながら、書類にプラスして“想い”も正直に伝えることにしたのです。

 

まとめ:在宅ワークも立派な仕事!諦めず”今“できることを!

私は、事前に保活も見込んで個人事業主になっていたことを除いては、ものすごく不利な状況からの保活スタートでした。

あずみ
収入は伴わない、まして、家にいるのに「子どもを預けたい」と相談すると「愛情が云々…」とか心ないことを言う人もいて余計傷ついたりも…。

でも、子どもは保育園に行くことで、たくさんのお友だちができたり、たくさんの経験ができるのも事実です。

小さいうちに園に預けたからといって、子どもへの愛情がなくなったり親子の関係が崩れるわけではありません。

家でずっと子どもと一緒に過ごすのも、職場復帰をするのも、在宅ワークをするのも、それぞれの生き方であって他者がとやかく言う問題では無いと思います。

手間のかかる書類の用意、保活成功の可能性が決して高くはないこと、だんだん「なんでこんなことをしているのだろう…」と気持ちが落ちてしまうこともあるかもしれません。

でも、「在宅ワークをがんばりたい」と思っている方は、ご自身の気持ちも大切に、ぜひ前向きに保活に取り組んで欲しいと思います!

保活をすると決めたら、書類をもらう、読み込む、園見学を申し込む…など、たくさんすべきことが出てきますよね!ぜひ、諦めずに「今できること」をやってみてくださいね♪

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あずみ

4歳差兄妹のママ、娘は平成最後の夏生まれです。産前は小学校・学童保育・認可/無認可保育園で働き、現在は在宅でライターをしています。自分もお世話になった子育てメディアに恩返しできるよう、初心を忘れずがんばります♪

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