「我が子を保育園に預けたい」そう思ったときが、子どもを保育園に入れるための情報収集や書類作成といった、いわゆる「保活」のはじめ時ですよね。
自治体にもよりますが、秋の9月~時期は、来年度の4月に入所を目指す(一斉入所)ために、多くの家庭がその書類を揃えた準備をスタートする時期なのですね。
たくさんの書類作業が求められる保活はとても大変ですが、それと並行してこの時期にやっておきたいことがあります。
希望する園の園見学は必須という自治体はもちろんですが、「園見学は自由」という場合にも、行っておくことでいろいろなメリットがあるのです。
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今回は、実際に見たい園が決まった際には、いつどのように申し込みをすれば良いのかといった点についてまとめました。
もちろんいろいろな園の方針や異なるやり方があるかと思いますが、少しでも参考になると嬉しいです。
保育園見学に予約は必須!
まず、保育園の見学をするのに予約は必要か、という点について考えていきます。
結論から述べると、ホームページなどに「見学はお気軽にどうぞ!」などと書かれている園も含め、どの園を見学する場合においても、予約はした方が良いです。
というのも、園側も見学者を受け入れるために、例えば以下のような準備が必要です。
ココに注意
・見学者の方にわたすパンフレットや書類の準備
・見学を担当する先生の配置
・場合によっては見学を受け入れる日には子どもの活動内容が変わる
また、保育園からすると、新しく入る予定の親子や地域の方はもちろん大切なのですが、一番大切なのは今預かっている子どもたちですよね。
予期せぬ外部の人が入ってきたり先生の数が減ったりすることで、在園する子どもたちは不安になったり園内が慌ただしくなってしまいますよね。
さらに、保育園には円ごとにプログラムや園児の生活リズムがあり、時間によっては「今はちょっと…」「今日はちょっと…」という場合も多いのです。
「迷惑です」と直接言われるケースはほとんど無いかと思いますが、「またお日にちを改めて…」「○日○時はいかがですか…?」と暗に伝えられたり、資料をわたされ簡単なことのみを入り口で早口に説明してもらえたら良い方…といった感じになるかと思います。
保育園見学の予約をしたい!電話はいつかけると良い?
見学をしたい園が決まったら、まず優先度の高い順(入りたい希望順)に並べてみて、順に予約をすることをおすすめします。
というのも、いつでも良ければ10個以上の園でも見て回ることは可能ですが、決まった期間内、かつ園が受け入れてくれる日時でうまくスケジュールが組めるかはわからないですもんね。
今は入園(内定)がどうしてもゴールとなりがちですが、その先には大切な我が子の園生活が待っているのです。
ぜひ見てみたい!という園から、電話をかけていきましょう。
まず、電話をかける時間帯ですが、以下の時間を一つの目安としてみてください。
GOODな時間帯
・10~11時頃(園児が揃って、クラスで活動している時間帯)
・13~15時頃(お昼寝の時間帯)
これ以外の時間帯は、
BADな時間帯
・朝・夕→欠席の連絡や送迎で在園児の保護者の対応が忙しい時間帯
・お昼時→給食や寝かしつけでバタバタしている時間帯
・~9時/17時~→基本日勤の時間帯以外は、見学担当となる園長先生や主任の先生が不在の場合が多く、翌日かけ直しや折り返しとなる可能性が高い
といったように、保育園には生活のリズムや時間帯による事情があります。
基本は「お昼前かお昼寝の時(の落ち着いている時)」にかけてみると、スムーズに対応してもらえる可能性が高くなります。
保育園見学の予約電話をかける前に確認したいこと
そして、電話をかける前には、スムーズに見学予約の話が進むよう、以下のことをメモしたり確認をしておくことが大切です。
・この先半月くらいで自分の都合が良い日をピックアップ(できるだけ多く→可能なら、絶対不可の日以外○にしておくとなお良いです)
・希望を聞かれた場合、「○日か○日か…」といった、特に都合が良い(見学を希望する)日を3~4日ピックアップ
・子どもの生年月日(または何歳何ヶ月)、連絡のつく電話番号(ママなど当日見学に行く人の携帯番号が良い)。この2点は必ず聞かれるので、電話で緊張して忘れてしまいそうな場合には書き出しておくとスムーズ(復唱の際の確認にもなります。念のために住所、母子手帳も手元に置いておきましょう。)
あとは、たとえば地図を事前に調べても場所が曖昧な場合など、見学に行くに当たって聞きたいことがあれば書き出しておくとスムーズです。
園から伝えられたことを確実にメモするためにも、手元に筆記用具は必須です。
また、複数の園の予約や家の用事がブッキングしてしまうと大変です。
電話中は(スマホや携帯使用の場合)画面の操作や確認をすることは難しいですよね。
リラックスして保育園に予約電話をかけてみよう!
電話をかけるタイミングは、先にお伝えした時間が望ましいです。
それにプラスして、お子さんがが寝ていたり機嫌が良いタイミングにかける方が、落ち着いて話ができますね。
とはいっても、電話の相手は保育園の先生ですので、急に子どもが泣き出したりしても慌てず落ち着いて話をしてみてくださいね。
(場合によってはお互いのために折り返す約束などになるかもしれませんが。)
電話をかけたら、まずは以下の2点を伝えるようにしましょう。
・園見学を希望していること
・日程の相談をしたいので担当の先生に代わって欲しいこと
さまざまな対話法がありますが、一例として以下のような感じで話してみてください。
保育園予約時の「会話例」を紹介
ここからは、具体的なあいさつや会話の例について紹介します。
電話をかけた時
わたくし、次年度に息子(娘)の保育園入園を考えております○○と申します。
もしよろしければ、△△園さんを一度見学させていただきたいなと思い、ご連絡をさせていただきました。
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご担当の先生はいらっしゃいますでしょうか。
担当の先生につながった場合
お忙しいところ失礼いたします。園見学の件でお電話させていただきました、○○と申します。
(・・・・というあいさつ程度までいくと、担当の先生から、希望日や子どもの情報の聞き取りなど、話を進めてくれると思います。
もし「…はい」など話が進まない場合は、「1歳1ヶ月の息子と見学をしたいのですが、今月の○日以降あたりで…」と子どもの情報と希望日を織り交ぜながら話を進めてみてくださいね。)
「担当の者は席を外しておりまして…」と不在を告げられた場合
では、お戻りの時間をお教えいただけますか。
・・・ありがとうございます。ではその頃、もう一度かけさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
「あとで(○時頃)折り返します」と言われた場合
(といった感じに、自分の情報を確実に伝わるよう確認しておきましょう。)
面接や仕事ではないといえど、はじめてかける場所への電話はやはりママも緊張してしまいますよね。
上はあくまで例ですので、あまりかたくならず、「園見学を希望している旨が伝わればOK」とくらいにどんと構えておくと良いかもしれませんね♪
「えっと…」と頭が真っ白になってしまっても、先生方は見学者にも電話対応に慣れていますので、聞かれたことに一つずつ答えていければ大丈夫ですよ!
ただし、通話中は園の回線を塞いでしまいますので…必要以上にたくさん質問をしたり、日にちのピックアップを電話先で初めて始める…といったことは避けるようにしましょう。
(場所や持ち物以外の質問は見学の日に、日にちの確認は園が指定する日がどうしても難しい場合には、その旨を伝えるか候補日を聞いておき再度予定を調整してこちらからかけ直しましょう。)
その他保育園に事前に聞いておくことリスト
上のように、電話口ではあいさつ、日にち、こちらの情報など必要なことのみを端的に話し、「質問は見学当日に」が鉄則です。
しかし、以下のように、「見学をするにあたって」伝えておいた方が良い、聞いておいた方が良いこともありますので、これらは遠慮無く質問してみてくださいね。
・自家用車や自転車で行こうと思っている場合、可能か、駐める場所があるかの確認
⇒基本的に、特に都市部では園見学には徒歩や公共交通機関で行くのが望ましいです
・小規模の園や、入り口が建物の2階以上の園などは、ベビーカーで行きたい場合
⇒置き場所の確認
・地図を見ても道がよくわからない場合は、大通りからの行き方や目印を聞く
⇒電話をかける前に少しリサーチしておくことも大切です
・複数の子どもを見学に同行させる場合には、全員分(3人きょうだいなら3人分)の名前と年齢を伝える
⇒参加する子どもの人数によって補助に入ってくれる先生が増えたり広い部屋を設定したり、見学者の該当年齢を考慮して見学クラスやルートを決めてくれる場合があります
・子どもを同行させない(別の託児所に預けているなど)、妊娠中で先に見学をしたいといった場合にも、「今回私だけ見学させていただきたいのですが(出産前という件も)」とその旨を伝えておく
⇒基本的には子どもが同行という認識で、子どもの年齢に応じたおもちゃやマットなどをわざわざ用意してくれる場合もあります。また、「お子さんは一緒に来られませんか?」と前者の場合は同行が好ましい旨を伝えられる場合もあるようです。たとえば、見学デーを設定して、見学児と園児が一緒に遊ぶ時間を設けてくれる場合もあるようです。
このように、当日訪れてから「あれ…!?」と慌てず済むように、これらの「見学をするにあたって」聞いておきたい・伝えておきたいポイントは、しっかり確認をしておきましょう。
まとめ:保育園見学の予約電話は緊張するけど必ずしておこう
保活シーズンまっただ中、事前予約で日程調整もしなければならない園見学の予約に焦りを感じることもあるかもしれません。
でも大丈夫です!
何ヶ月も前から計画的に園見学を始めている方(なかには妊娠中からという場合も…)もたしかにいますが、多くの方は資料配付のあたり、つまりは同じ頃から保活をスタートさせるでしょう。
すなわち、園見学に行くと同じように見学まわりまっただ中の親子にたくさん会うかと思います。(それはそれで緊張するかと思いますが…。)
電話は緊張しますし、「出遅れた!?」と焦りを感じるかもしれません。
でも、「園見学の予約をする」これは愛する我が子を希望の保育園に預けるための、大切な第一歩です!
電話を手に取る前に予定のピックアップやメモ、シミュレーションをし、一呼吸おくと毛大丈夫です(^^)
あとは指定された日に園に出向き、親子で楽しく有意義な時間を過ごしてくださいね。
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